マグロの部位について|神田のマグロ専門店が教える美味しい部位の話
マグロは部位によって味が大きく異なり、脂分や食感もまったく違います。大トロ、中トロ、赤身などと呼び名も様々で、皆さん知っての通り、金額の差も激しいものです。
部位の違いや特徴を知ることで、マグロをもっと楽しく、美味しくいただくことができます。この記事は、神田のマグロ専門店「トラエモン」が、マグロの各部位を解説するものです。
部位の特徴を知ろう!
(画像:イラストACより)
大トロ
高級な寿司ダネとしてよく知られています。最も値段が高い部分です。脂が多量に含まれており、ふんわりとした口どけのよい食感と、甘味の強さが特徴です。
腹の場合は、頭に近づくほど脂が強く、尻尾に寄るほど弱くなります。カマの下にある「カマトロ」と呼ばれる部分は、脂がしっかりのってとろけるような食感を楽しむことができます。マグロの部位の中で、最も希少性が高い部位の一つはこのカマトロです。値段はものによって変わりますが、大トロとカマトロは特に高価です。
中トロ
中トロは赤身と脂のバランスがとれていて、人によっては大トロよりも好まれます。マグロらしい赤身の旨味と、脂のふんわりとした食感の両方を持ち合わせているからです。大トロは生で食べるのが普通ですが、中トロは炙りで食べても美味しくいただけます。庶民的な価格で、手軽に食べられることから人気が高いです。
中トロが多く含まれる背中の場合、頭に寄るほどスジが太く、尻尾側はスジが細くなっています。背びれ下の中間あたりは、スジがかかりません。従って、最も高価なのは背びれの下あたりの部分です。背中の脂分はどこもさほど変わりません。
赤身
身が引き締まって、硬いのが特徴です。脂分が少ないのでカロリーが低く、高たんぱくな食材です。広く日本で親しまれた「マグロ」といえばこの赤身です。手に入りやすいことも相まって大人から子供まで幅広く人気があります。赤身はもっちりとした食感ですが、これは水分が多いためです。生臭さが苦手な人は、しっかりと焼いて食べると良いかもしれません。
ほほ肉
カマトロ同様、超希少な部位です。マグロ一尾から2個しかとれません。繊維で編んだような肉質で、非常に柔らかいのが特徴です。刺身でも食べますが、ステーキやフライなど、火を通して食べることが多いです。
中落ち
中骨の周りについている残りの部分です。脂分が多く含まれています。身をとった後に、スプーンなどでこそげ落とすように取ります。ネギトロなどに使われます。
それぞれの部位をどんな風に食べる?
やはり食べ比べたい大トロ、中トロ、赤身と希少部位。マグロ専門店「トラエモン」では、880円ですべて揃います。焼いて食べることもできますので、お好きなスタイルで食べ比べをどうぞ!
豪快に刺身を食べたい方には、「本マグロの断面刺」です。脂分の強い部分と赤身とを一枚で楽しめます。仲間とわいわいつつきたいこの一品。マグロの部位について蘊蓄を語りながら、日本酒を飲みたいですね。背は1,780円、腹は2,480円、腹カミ(頭に近い方)は3,280円です。
人気の中落ちは1,000円です。数量に限りがあり、食べられたら幸運な一品です。スプーンで身をはがしながら、ゆっくりと召し上がってください。
マグロ専門店「トラエモン」とは?
トラエモンは神田駅徒歩1分の本マグロ一本買いのお店。迫力満点なマグロメニューを各種取り揃えています。
マグロ本来のおいしさを、できるだけリーズナブルに、多くの人に楽しんでほしい。そんなコンセプトでお店をオープンしました。
全席完全個室、宴会は最大100名様までご利用いただけます。
皆様のお越しをお待ちしております。